江戸の後期1840年から1850年に、からくり儀右門こと田中久重によって作られた、一大傑作の「文字書き人形」が、アメリカにあることが分かり、努力の結果、日本 への里帰りを果たし、日本からくり研究会の東野進氏によって、完全修復がなされ、11月24日江戸東京博物館にて、記者会見として発表されました。その精巧な動きは、ただただ驚きです。自ら筆に硯の墨を含ませしごき、名刺よりやや大きめの紙に「寿」と書き上げると、文字板がくるりと回って、皆さんに見えるようになるという、実に見事な動きは、「弓曳き童子」共々、江戸時代の技術水準の高さや日本文化の素晴らしさを証明することでしょう。
図は私のスケッチです。東野先生の快挙を祝って記念に贈らせて頂いたものです。
Antique Museum 江戸民具街道館長 秋澤達雄

