大小の穴が透かし彫りにちりばめられた陶器に明かりが入れられ、林の中に点在する姿は、木漏れ日と合いまって幻想的な風情を醸し出している。日没後の何十分かは、夢幻的な変化の妙が見て取れるのではないかと思われたが、夕刻までしばしの間があり、心を残しながら後にしました。
また、屋内会場にて、ものが弾けるようなピンピンという水琴窟のような美しい音が流されていました。なんと、窯から出された焼物の貫入(浅いひび割れ)の音だそうです。実に澄んだ音色です。幸せを感じる音でした。
Antique Museum 江戸民具街道館長 秋澤達雄

