2005年11月11日

金曜コラム 富士と桜とわいん

松田山わいん.jpg 冷え込んだ朝ほど、薄化粧した富士山が美しい。
 国土交通省関東地方整備局は昨年から、四季折々にさまざまな姿を見せる富士山の魅力を地域振興に活かす「関東の富士見100選」を進めている。
 第2次の発表がこのほどあり、神奈川県西部から中井町の中央公園、松田町の松田山西平畑公園から見た富士山が選定された。
 第1次では、かつて箱根越え東海道本線の拠点駅として栄えた山北町と、昭和40年代初めに第一生命が本社機能を移転し、話題になった大井町が選ばれている。
 海抜550bの松田山山頂近くには、鎌倉5代執権・北条時頼ゆかりの最明寺跡か
ら名付けられた公園がある。
 春、園内では、ソメイヨシノをはじめ黄色い花のうこん桜、菊桃、京舞、楊貴妃、富士桜、手弱女(たおやめ)など珍しい桜たちが咲き誇る。
 かれんな美を競った桜葉は、梅ワインに漬けこまれ、町の特産品「松田山〜桜葉わいん」として一役買った。しかし、人気の上昇とともに、行政と発売元の利害が対立、生産中止となった。そして、2年の歳月が、シコリを和らた。
 町制施行80周年の平成元年に「松田八景」を描いた松田町出身の画家が筆を執っ
た春化粧の富士と白亜の館と満開の早咲き桜、町長の書「松田山 桜葉わいん」がラベルを飾り、まもなく復活する。         (粒)


*コメントは、発売元・小田原酒販組合の横山幸夫理事長です。


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