♪山田のな〜か〜の 一本足のかかしぃ〜と歌われる童謡「案山子(かかし)」。遺伝子組み換え食品や地産地消が話題になり「食の安全・安心」が求められている今、実りの秋を代表する案山子が全国の田んぼで元気よく復活している。
神奈川県西部の米どころ足柄平野では、地域の活性化を目指し「案山子コンテスト」などが開かれている。
上大井駅構内の日除けのひょうたん棚が旧国鉄の時刻表を飾った大井町には、郵政解散で自民党を歴史的な勝利に導いた小泉純一郎首相の似顔絵を町の特産ひょうたんに描いたものなど20数体が登場。
駅前開発と企業誘致に成功し児童数が増え続け、平成22年度までに新しい小学校の建設を迫られている開成町。元気を象徴する野球少年の「攻・走・守」や100bのロング手巻き寿司づくりに挑戦する様子、ごみの分別を呼びかける「ピカチュー」もあり、人気を集めている。=写真=。
日本の農業を見つめてきた案山子の顔は「へのへのもへじ」から、マツケンやヨン様など個性的になり、スズメたちを驚かせているに違いない。
減反政策による農業従事者の減少、レジャー施設や住宅に変わる田畑に案山子の愁いは深くなるばかりだ。 (粒)

