
織部調の色合いが掛かっており、背丈に大中小の三種類があって、図は、中でも一番背のある高さ29a幅13.5aのものです。
それぞれに異なった雰囲気を持っており、どんな風に使い分けたものかと、つい空想の世界に引きずり込まれてしまう灯火器です。
他で見ることの出来にくい物のひとつです。江戸後期の暗さを感じさせます。
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▼昔、小田原市板橋に「電力王」「電気の鬼」と呼ばれた松永安左衛門の別荘があった。邸内には、茶室「黄梅庵(おうばいあん)」や国宝「釈迦金棺出現図」など貴重な文化財が沢山あった。しかし、昭和53、54年ごろ、茶室は大阪・堺市へ。釈迦金棺出現図は、京都国立博物館へ流出した。小田原市の貴重な文化財は、それぞれバラバラになってしまった。その後、建物は、市の郷土文化館分館松永記念館として、秋の企画展などが開かれ、"文化の香るまち・小田原"に貢献している。▼子供たちに昔のことを伝えようと全国から集められた江戸民具街道の収蔵品は、貴重な民俗資料だ。行政は、21世紀に何を残さなければならないか考えるべきだ。失った物は二度と戻ってこない。
日常生活から消え去った行灯(あんどん)や提灯(ちょうちん)など江戸庶民の技と知恵を伝える暮らしの道具を展示する中井町久所の私設民俗資料館・江戸民具街道がこのほど、開館1周年を迎えた▼小田原市前川の自営業・秋澤達雄さんが、集めた灯(あかり)道具、酒の器、錦絵など約1万点を収蔵。朱い壁の廊下の両脇には小部屋が連なる、社員寮を改造した資料館には、約2.000点を常設展示している▼エッセイストの新井恵美子さんは、「近頃はプロの手で作られる美術館や博物館が多い…。この社員寮を利用した手作りの資料館は、面白かった。小さな部屋は6畳間と押し入れであったものを、展示棚に作り替えた。一部屋、一部屋、足を踏み入れる度に新しい出会いが待ち受けている」−とかながわ風土記・「あかりの街道」で江戸民具街道の素晴らしさを書いている。








